光が強ければ影も強い


すっかり夏休みらしい天気の日々ですね。
この時期になると、子供の頃、宿題で
課題図書を読め、というのがあったせいか、
いろんな本のことを思い出します。
ファーブル昆虫記や星座の本、赤毛のアン、
それに戦争や悲しい現実を伝えた本。
「パパママバイバイ」「とびうおのぼうやは
びょうきです」「おこりじぞう」「千羽鶴のねがい」
「太陽の子」「はだしのゲン」などなど。
強い日差しの中で、それらの本は取り返しの
つかない影がこの世に確かに存在することを
教えてくれたような気がします。

抜けるような明るく強い日差しの中で、
毎日何か新しい楽しい事がはじまる予感と、
命を終える昆虫の姿や夕暮れ、「この世から
戦争がなくなりますように、悲惨な事が
なくなりますように」と祈った子供心を
思い出す、夏は楽しさと悲しさの入り交じった
季節だなあと、いくつになっても思うのです。

(いや、ちなみに、大人になったら
「毎日8月31日なのに宿題が終わってない!!」
と思う生活をするとは思ってませんでしたけど('A`)

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