昔はよかった、なんて幻想です

「日経おとなのOFF」3月号の「聖書入門」特集号の
中で、キリストのお弟子さんの似顔絵を描きました。
こちらの特集号、中身が濃くてすごく面白いです!
興味のある方はぜひご一読を。




お弟子さんの似顔絵と言っても、もちろん
写真がある訳ではないので、ダヴィンチの
最後の晩餐を基本にしてその他資料のごたまぜ
による私の妄想創作なんですが(^_^;)。

↓きれいどころ、ヨハネ。など、こんな感じ。

しかし、キリスト教の殉教者というのは、
すごい死に方してる人が多くて、宗教画とか
見てると、頭からノコギリでまっぷたつとか
逆さ吊りにして火あぶりとか、恐怖に満ち満ちた
情景によく出くわします。その他、昔は刑罰なども
容赦ないし、犯罪は多いし、戦争ばっかり
してるし、水洗トイレはないし、ネットで買い物も
出来ないわ、つくづく現代社会に生まれて
よかったと思います。キリストのお弟子さん
たちもエライ目にあってますが、特にこの
バルトロマイ↓、生きたまま皮を剥がれて斬首
という悲惨きわまりない最後だったと伝えられて
います。で、ここからがなんかちょっとヘンな
感じがするのですが、その死に方から、彼は
皮革業者、肉屋、装丁家などの守護聖人らしいの
ですね(出典;中公新書「フランス歳時記」鹿島
茂氏著、この本ともう1冊鹿島さんの「バースデイ・
セイント」は西洋の守護聖人事情がいろいろ知れて
面白いです)。

バースデイ・セイントによりますと、私の
誕生日の守護聖人は聖トゥリビオさん、ペルーの
守護聖人だそうで、職業的には聖ルカさんのよう
です。って、私は科学至上主義の現代っ子、
スピリチュアル的なものはあんまり興味ない
たちの野暮天なんですがね(^_^;)でも、「人が
ナニを信じたりするか」という文化的背景には
興味ありますし、「何かを信じる事で人が生きて
いける」という事にも敬意は持っていたいものです。
あ、最後なんか真面目になった(?)

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