万年使うには万円から?

私は万年筆で絵を描いてるのですが、万年筆
にも無限のヒエラルキーというものがありまして、
私が使っているのはペリカンのトラディショナル
200、1万円いかない価格帯のものです。
が、やはり定期的にペン先の不具合があったり
してメンテナンスに出したりすると、3回ぐらい
でもう一本買えちゃう感じなのです。
もっと上位機種のスーベレーンとかを買えば
ペン先もよりよいのかしらん、とも思いますが、
ある程度消耗品的な位置づけで使ってるのに、
何万円も出すのもなんだかな、と思ってまだ
未挑戦です。それに、高いやつってどんどん
ペン自体がデカくなりますしね、デカいのは
ちょっと、(私の用途では)使いにくそう。

ちなみに、トラディショナル200はステンレス
ペン先の金メッキですが、このメッキのせいか、
これが描き味がけっこう柔らかくてよいのですが、
使ってるとなんかだんだん太くなってきて
しまうのですね。それと個体差があるようで、
同じEF(極細)を買っても、すごい太いもの
とかもあるので困りものです。それで、最近
ステンレスペン先のトラディショナル215を
導入したところ、こちらは200と全然違う描き味
で、あたりがやや硬いというか、微妙に言う事
聞いてくれない感じがあって最初はあまり
好きじゃなかったのですが、慣れてくると、
線が細いので繊細な表現も出来るし、この
「言う事聞いてくれない感」が絵にいい感じの
ラフさも与えてくれるので、最近ではすっかり
お気に入りになりました。
第一印象だけでは物事分からんものですね。


上から2つが共にトラディショナル200ですが
下(真ん中)のほうが太いです。というか、
真ん中のは太すぎて、すごく大きい絵を描く
ときしか使わないぐらいです。一番下が
トラディショナル215。最近もっぱらこれで
描いています。
他に一番気に入っていたトラディショナル
200のペンがあったのですが、それは机から
床に墜落してペン先が曲がってしまった(泣)
ので、今修理中です。元に戻るかしらん…。

コメント

Osam さんのコメント…
そうですか。万年筆だったのですか。
こういうタッチはどうしたら出るのかと思っていましたが・・・。
もちろん道具の問題だけではないと思いますが、僕もやってみようかなと思います。

僕は普段パソコンで描いているので、やり直しがきいて、ラクです。
その為、サインペンとかで描こうとすると緊張で息がとまりそうになります(笑)