ピーピング・トム「le sous sol」を見た



昨日、世田谷パブリックシアターでピーピング・トムという
ダンス・カンパニーの「le sous sol(土の下)」という
ダンスを見てきました。
全体に濃厚に死とエロスが漂よっていながら、ユーモア
もあり、大変面白かったです。肉体の使い方の激しさや
生理的感覚に訴えるダンスと、時折繰り返されるつぶやきの
ようなモノローグ、あるいは生活を慣性でなぞったような空虚な
行動のリフレイン、それらにより「生の世界への妄執」
みたいなものが浮かびあがってくるようでした。
それと、メンバーにメゾソプラノの人がいるのですが、
この人の実に天使的な美しい歌声と、逆に悪魔的というか
破壊的演技とがかなりよかったです。
瞼に焼き付いて夢の中で何回も悪夢として再生されそうな
ちょっと毒のあるこの感じ、結構好きですね。
と、感想を書いてみるに、なんか今日は文章が硬くて
ヘン。あれ?

その後は三軒茶屋のおいしいタイ料理のお店で感想などを
語り合い(一緒に行ったのは例によっておおの麻里さん
でした)楽しい時間をすごしたのですが、そのしわ寄せで
今日はありえないぐらい綱渡りスケジュールになってしまい
ました。まあ死に物狂いで仕事したため、やっとだいたいは
今日の〆に間に合ったんですが。しかもその割に結構
いい絵が描けたような…と自画自賛ですがとにかくホッと
しました。
観劇など、先の予定が分からない状態でチケットを取って
しまうようなものはスケジュール調整が難しいですね。

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