割とリアルタイム日記


昨日は渋谷で、アンドリュー・ワイエスの展覧会と
ユーロスペースで「ベルリン・フィル 最高の
ハーモニーを求めて」という映画を観てきました。

ワイエスのほうは、まとまった作品を観る機会が
今までなかったのですが、いかんせん今回の展覧会、
習作が多く、作品点数自体に物足りなさを感じ
ました。確かに習作を見ると製作過程の心の動きと
いうか、何を描いて、何を描かないか、とか、どこ
を描くか、とかの葛藤が垣間見えて興味深いのですが
肝心の完成作品が「ここにはありません(!)」だと、
ちょっぴり不満です。ワイエスの、個人的な体験を
乾いた風景の光と影の中に投影させる、私小説の
ような世界観、もう少したくさん「作品メモ」で
なく「完成したものを」観たかったなァ、といった
ところでした。

ベルリン・フィルの映画のほうは、サー・サイモン・
ラトル率いるベルリン・フィルの2005年秋のアジア
ツアーを追ったドキュメンタリーで、最近クラシックの
コンサートによく行くので、観に行ってみました。
アーティストの集合体であるオーケストラの
エゴ、苦悩、喜び、不安などがビシバシ伝わって、
全編すごい緊張感でした。
創作に携わる人にはかなり響くものがあるのでは
ないかと思います。観終わっていろいろ考えさせ
られました。
もちろん演奏も、映画でもかなり迫力が伝わって
きました。本物を聴きに行きたいけど、11月の
チケットはもう全部売り切れです(高いしね)、残念。
なんか今日の日記真面目でしたね、リアルタイムで
書くと真面目になりすぎちゃうからいけませんね。
やっぱり次回から時間差にします。

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