見捨てられた命を救え!

今日は、わたしの仕事とは全然関係ない、大真面目な
話をしようと思います。
先日このような本を読みました。↓




「見捨てられた命を救え!―3・11アニマルレスキューの記録」
星 広志 (著)


福島第一原発事故で、警戒区域20km以内には
それまでみんなが家族として暮らしていた生き物や
家畜達が取り残されました。連れて行きたかったのに、
連れて行くのを禁止されたのです。

飼育動物は赤ん坊と一緒で、人間の世話なしには
生きられません。人間が彼らをそのようにしたのです。
だから私たち人間には、飼育動物に対しては絶対の
責任があると思うのです。

わたしはこの件がずっと気になっていて、ボランティアに
わずかですが寄付などしたりしていましたが、今回
なぜここに書こうかと思ったかといいますと、この件に
ついてもっと皆に広く知ってもらいたいのと、もうひとつ、
この問題は福島だけの問題ではありません。わたしが
住んでる市町村に問い合わせてみた所、災害時のペット避難に
ついてはなにも整備されておらず、原則連れ出し禁止との
事です。現にペットと暮らしてる人がこんなにたくさんいる
世の中で、この問題が放置されていることに非常に違和感を
感じます。これを見てくださってる方でペットと暮らしている方、
ぜひご自分の市町村に災害時のペット対策について意見したり
どうなってるのか聞いてみたりしてほしいです。
皆で声を上げて早急に改善しなくてはいけない問題だと
思うのです。特に、原発立地県では深刻だと思います、
だってまだ原発はあり、また同じ悲劇が繰り返される
可能性があるからです。「いざとなったら何千匹もの
動物を犠牲にしていいとして成り立っているシステムである」
という事だけでも、本当に原発は罪深いです。
動物の命なんてとるに足らないでしょうか。小林一茶が
持っていたような万物に対する細やかな愛情を
日本人はもっと取り戻した方がいいのではないかと
思います。

また、まだ福島ではこの不幸は現在進行形なのです。
いまもあきらめずに動物を救う活動をしているボランティア
さんがたくさんいます。もしこれを見て「なにか
自分にも出来る事があればすこしでもしたい」と
思ってくださる方がいたら、わたしは大変うれしいです。

なんかいつもとトーンの違う真面目な中年の主張で
すみません。でも、わたし、実はすごく真面目な
人間なもので(^_^;)

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